“lovin’ it”は間違った英語?マクドナルドのCMから学ぶ動詞の種類!

日本でも大人気のマクドナルドと言えば、”I’m lovin’ it”というテレビCMのフレーズが思い浮かびますよね。

 

日本だけでなく正解のマクドナルドで2003年から採用されているこのフレーズは、すっかり人々に定着したと言ってもいいおなじみのフレーズでしょう。

 

 

しかし、英語を学んでいるあなたなら「あれ、”I’m lovin’ it”ってなんだか変じゃない?」と思いませんでしたか?

 

世界中で定着したこのフレーズですが、実は文法的に疑問を呼ぶフレーズなんです。

 

 

そこで今回は英語圏の国に居住経験のある私が、マクドナルドのCMで使われている”I’m lovin’ it”についての説明と、このフレーズから学ぶ覚えておきたい動詞のポイントについて解説します。

 

この記事を読めば、動詞の理解が深まって「日本人がやりがちな英語のミス」を減らすことができますよ!

 

 

マクドナルドCMの”I’m lovin’ it”は間違っている?

結論から言うと、マクドナルドのCMでおなじみの”I’m lovin’ it”は文法的に間違った英語です!

 

まずはこのフレーズの意味と何が間違っているのかを解説しますね。

 

 

まず、”I’m lovin’ it”のlovin’はlovingの省略形です。

 

 

英語では、動詞の進行形”-ing”の形のときに、最後のgの代わりにアポストロフィ(’)を置いて省略することがあります。

 

例えば、

crying → cryin’

singing → singin’

 

のような感じです。

 

同様にして、“I’m lovin’ it”は”I’m loving it”の省略になります。

 

つまり、意味は「私はこれが大好き!」というような意味です。

 

 

しかし、冒頭で述べた通りこのフレーズが間違っているのは、そもそも動詞のloveは進行形にならないという点です。

 

そこで、このフレーズを文法的に直すとすれば”I love it”になります。

 

 

とはいえ、キャッチコピーは言語としての正しさよりも人の記憶に残るインパクトが重要ですよね。

 

文法的には間違っているけれど、実際にマクドナルドで食事をしているときに感じる「(今食べている)このハンバーガー大好き!」という気持ちを表現しているフレーズだと思います。

 

 

また、「このフレーズを実際に使っていいの?」という点については、私はあまりおすすめしません。

 

実際、このフレーズを使うようなシチュエーションにおいて、私がカナダに住んでいたときに耳にしたのはほとんど”I love it”でしたよ。

 

 

英語を学ぶときには、スラングや砕けた表現よりも正しい言い方を覚えることを優先しましょう。

 

私は間違った英語が癖のようになってしまってなかなか修正できなかった経験があるので、いまはいつも丁寧な表現を使うことを心掛けています!

 

 

動詞の種類をマスターしよう!

マクドナルドのCMのフレーズ”I’m lovin’ it”が間違いであることは分かりましたが、なぜ動詞のloveが進行形にならないかは分かりますか?

 

また、他に進行形にならない動詞もあるのか気になりますよね!

 

 

まず、英語の動詞には、

 

  • 動作動詞
  • 状態動詞

 

の2種類があります。

 

 

次の項から動作動詞と状態動詞について解説しますので、ただしく理解して使い分けましょう!

 

 

動作動詞とは?

動作動詞とは、名前の通り「動作」を表す動詞のことをいいます。

 

考え方としては、その単語を思い浮かべたときに「動き」をイメージできるものだと思ってください。

 

 

動作動詞の例としては

  • write(書く)
  • walk(歩く)
  • eat(食べる)
  • study(勉強する)
  • cry(泣く)

 

のような動詞が挙げられます。

 

 

これらの動作動詞は進行形にできます。

 

つまり「今この瞬間に~をしている」という「現在の動作」を表現できる動詞です。

 

 

状態動詞とは?

動作動詞に対して注意をしたいのが状態動詞です。

 

状態動詞は、動作動詞と違って「ものや人の状態」を表す動詞のことをいいます。

 

”I’m lovin’ it”のloveもこの状態動詞です。

 

 

状態動詞を見分けるときのポイントは、その動詞を聞いて「動き」をイメージできないものであるということ。

 

動作動詞と違って「はじめる・やめる」をすぐに切り替えられないものだと思ってください。

 

 

状態動詞としては、

  • like(好む)
  • hate(嫌う)
  • live(住んでいる)
  • know(知っている)
  • believe(信じる)

 

などが当てはまります。

 

 

例えば、次の文を見てみましょう。

 

I know him.(私は彼を知っています。)

 

「今この瞬間」だけではなく、継続的に彼を知っているという「状態」であって、数秒後に彼を知らない状態になることは決してないですよね。

 

 

こういった、動作ではなく「状態」を表す動詞を状態動詞といいます。

 

 

この状態動詞は進行形にすることができません!

 

「継続的な状態」を表現するのが状態動詞なので、ある一定の瞬間の動作を表す単語ではないからです。

 

 

動作動詞にも状態動詞にもなる動詞がある

進行形にできる動作動詞と、進行形にならない状態動詞の違いが分かったかと思いますが、例外として一つ注意してほしいことがあります。

 

それは、動作動詞にも状態動詞にもなる動詞があるということ。

 

 

例えば、”look”という動詞を見てみましょう。

 

lookには

  • 見る(動作動詞)
  • ~に見える、~に思われる(状態動詞)

 

という2つの意味があります。

 

 

この単語を使った例文を見てみましょう。

 

She is looking at a cat.(彼女は猫を見ています。)

 

この場合、lookは「見る」という動作をあらわす動作動詞として使われています。

 

そのため、「今この瞬間に見ている」ということを表現したい場合、進行形にすることができますね。

 

 

それに対してこの文章はどうでしょうか。

 

You look very beautiful. (あなたはとても美しく見えます。)

 

 

この場合lookは「~に見える」という人やものの状態をあらわす状態動詞として使われていますので進行形にはなりません。

 

数分前も数分後も「美しい」という状態は続いていて、すぐに切り替わるものではありませんよね。

 

 

このように、一部の動詞は動作動詞としての意味も状態動詞としての意味もあるので注意が必要です。

 

 

このような動詞の例として、

  • have 「食べる・飲む(動作動詞)」「持っている(状態動詞)」
  • stand 「立つ(動作動詞)」「建っている(状態動詞)」
  • smell 「においを嗅ぐ(動作動詞)」「においがする(状態動詞)」

 

などの単語が挙げられます。

 

 

このように動作動詞にも状態動詞にもなるややこしい動詞や、動作動詞なのか状態動詞なのかが分かりにくい動詞もたくさん出てくる英単語。

 

動詞を正しく使うためにネイティブスピーカーが実際に話しているのを聞くのはとても効果的です。

 

ネイティブスピーカーがよく使う動詞のボキャブラリーを増やし、その単語が実際にどのような使われ方をするのかも同時に学ぶことができます。

 

 

ネイティブスピーカーのリアルな英語を聞きたい人にはインターネットラジオを活用するのがおすすめです。

 

私がリスニング学習に使っているおすすめのインターネットラジオや、インターネットラジオを使った英語学習についてもまとめていますので、ぜひ併せて読んでみてくださいね!

 

インターネットラジオで英語力アップ!勉強のコツとおすすめラジオ5選!

 

 

まとめ

  1. 「動作」をあらわすのが動作動詞
  2. 人やものの「状態」をあらわすのが状態動詞
  3. 状態動詞は進行形にならない
  4. 動作動詞としても状態動詞としても使う動詞がある

 

マクドナルドのCMで使われている”I’m lovin’ it”は文法的に間違った表現でした。

 

これはCMのキャッチフレーズなので文法の正しさよりもインパクトやキャッチーさを優先したのだと思いますが、わたしたちが英語を学ぶ上で動作動詞と状態動詞のちがいはとても重要です。

 

 

英語初心者の人はうっかり状態動詞を進行形にして使ってしまうことがあるので注意してくださいね。

 

少しずつ動詞のボキャブラリーを増やし、自然で正しい動詞の使い方を身につけていきましょう!

 

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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