「過去形」と「完了形」ってどう使い分けるの? 現役高校英語教師による完全解説

似て非なる「過去形」と「完了形」。

 

その使い方をしっかりと理解しなければ、
正しく使うことはできませんよね。

 

私自身、高校生だったとき、「過去形」と
「完了形」の違いをよく理解できず、
文法問題や英作文でよく間違いを指摘されました。

 

高校で英語を教える立場になり、
高校時代の私と同じように間違える生徒達を
たくさん見てきました。

 

一見難しそうですが、ポイントを理解できれば
そう難しくはありませんよ。

 

ポイントは、「時間の幅」です!!

 

生徒達に教えてきた「過去形」と「完了形」の
使い方をご紹介していきますね!

 

 

そもそも過去形とは?

過去形とは何でしょうか?

 

もちろん「過去」の状態や動作を表現する形、
ですよね。

 

ですが、ここでポイントがあります。

 

それは
過去形は「過去の一時点」での状態や動作を表す
ということです!!

 

 

では、例文を見てみましょう。

I lived in Japan when I was a high school student.

(高校生だったとき、私は日本に住んでいました。)

 

この文では、lived という過去形が使われています。

 

「高校生だったとき」という、過去の一時点に
おける状況を表しているからなのです。

 

過去形は「過去の一時点」
という考え方を、まずは覚えておいてくださいね。

 

 

完了形は何を表すの?

さきほど、
過去形は「過去の一時点」における状態や動作
を表すとお話しました。

 

では、完了形はいったい何を表すのでしょうか?

 

結論からお伝えすると、完了形は、
「現在・過去・未来の一時点までの状態や動作」
を表しています。

 

ここでのポイントは「までの」なのです!

 

過去形は、一時点を指しているのに対し、
完了形は、一時点「まで」を表している。

 

つまり、表している時間に幅があるのです!

 

 

具体的な例を示していきたいと思いますが、
実は、完了形は大きく分けて3種類あります。

 

そこで、種類別に例文を見ていきながら、

 

過去形との使い方の違いを確認していきましょう!

 

 

過去形との使い分けが難しい完了形
その1:現在完了

まずは現在完了の定義の確認です。

 

現在完了とは
現在までの状態・動作の継続・完了・経験」
を表す表現です。

 

形は「have + 過去分詞」となります。

 

ここでのポイントは、「現在までの」という点です。

 

「現在まで」を表すということは、
表す時間に幅がある

 

これこそ、完了形の特徴でしたよね!

 

 

では、実際に例文を見てみましょう。

 

I have lived in Japan since I was a high school student.
( 高校生以来、私は日本に住んでいる。 )

 

この文にはっきりと書かれてはいませんが、
日本に住んでいるのは、
「高校生の時から現在まで」になります。

 

簡単な図に表すと、以下のようになります。

 

 

日本に住んでいるのは、青い部分となります。

 

これが時間の幅なのですね。

 

過去形の例文としてご紹介した
I lived in Japan when I was a high school student.
と比較してみましょう。

 

いかがですか?

 

現在完了の文には、時間の幅がありますよね。

 

このように、現在完了形では、
過去から現在までの状態や動作を
表しているのです。

 

 

過去形との使い分けが難しい完了形
その2:過去完了

さっそくですが、次の文を英訳してみてください。

 

「私が帰宅した時、母は夕食をすでに食べ終えていた。」

 

下記の①、②のどちらが文法的に正しいと思いますか?

 

① When I came home, my mother already finished eating dinner.

 

② When I came home, my mother had already finished eating dinner.

 

「母親が夕食を食べたのは、過去だよな」

 

「でも母親が食事したのは、
私の帰宅よりもさらに過去だよね」

 

というような心の声が聞こえてそうですね。

 

 

さあ、正解の発表です。

 

正解は、②です。

 

正解できましたか?

 

ここでは過去完了形を使う必要があります。

 

「過去の話なのに、なぜ過去完了?!」
と思いませんか?

 

過去形との使い分けが、もっとも難しいのが、
この過去完了なのです!

 

 

まずは、過去完了の定義の確認です。

 

過去完了は
過去の一時点までの
状態・動作の継続・完了・経験」
を表す表現です。

 

形は、「had + 過去分詞」です。

 

 

ここでもポイントは
「過去の一時点までの」ということです。

 

そう、これは
現在完了が過去にスライドしただけなのですね。

 

つまり、
過去のある時点までの時間の幅での出来事
を述べているのです。

 

 

例文の
「私が帰宅した」というのは過去の一時点。

 

その過去の一時点までに
母親は夕食をとったのですね。

 

このようなときに、過去完了を用います。

 

 

以下の図をご覧ください。

 

 

この例文においては、
「母親が夕食をとった」のは、
「私が帰宅した」という過去の出来事より、
さらに過去のことですよね。

 

このように過去完了は、
過去の出来事より、さらに過去のこと
を述べるときに用いるのです。

 

 

イメージは湧きましたか?

 

過去完了形は、過去形との使い分けが、
もっとも難しいですね。

 

しかしこのように、
例文と図で考えてみると分かりやすいですね。

 

 

現在完了、過去完了以外に完了形はあるの?

さきほど、
完了形には大きく分けて3種類ある
とお伝えしました。

 

現在完了、過去完了に続き、
3つ目の完了形は、未来完了です。

 

正直なところ、
過去形と未来完了の使い方で悩むことは
ないと言ってよいでしょう。

 

過去形と未来完了では、時制が明らかに異なり、
日本語訳からも、簡単に判別できるからです。

 

ですが、
完了形のニュアンスを確認した頂くために、
簡単にご紹介していきますね。

 

 

まず未来完了の定義は、何だと思いますか?

 

もう想像できますよね。

 

未来完了は
未来の一時点までの
状態・動作の継続・完了・経験」
を表す表現です。

 

形は、「will have + 過去分詞」となります。

 

 

さっそく例文を見てみましょう。

I will have lived in Japan for twenty years by next April.
(私は来年の4月までに、日本に20年間住んでいることになる。)

 

この例文でのポイントも「来年の4月まで」
という点です。

 

「来年の4月」という未来の一時点まで
の話なのですね。

 

 

図で表すと、このようになります。

 

 

 

現在完了、過去完了と同様に、
表現される時間に幅があるのが分かります

 

この「時間の幅」が、完了形に共通する概念です。

 

そしてこの時間の幅こそが、過去形にはないニュアンスなのです!

 

 

まとめ

1.過去形: 過去の一時点での状態・動作
 ※表す時間に幅はなし

 

2.完了形:現在・過去・未来までの継続・完了・経験
 ※表す時間に幅がある

 

3.過去形と紛らわしい完了形①:現在完了
 ※現在までの継続・完了・経験

 

4.過去形と紛らわしい完了形②:過去完了
 ※過去の一時点までの継続・完了・経験
 ※過去の一時点より、さらに過去を表す

 

5.完了形③:未来完了
 ※未来の一時点までの継続・完了・経験

 

 

過去形と完了形で悩んだときには、

 

「時間の幅」がある?ない?

 

「過去よりさらに過去のこと」を表している?

 

そう自問してみましょう!

 

そうすれば、過去形と完了形を正しく見分けることができますよ。

 

これでもう文法問題も英作文も怖くはありませんね!

 

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