「無知の知」の英語は存在しない!? 偉人の言葉で、心と英語を磨こう!

落ち込んだときや悩んだとき。

偉人の言葉に、はっとさせられることはありませんか?

 

 

私自身、学習が嫌になったとき、偉人の言葉に鼓舞されたことがあります。

それ以来、学習や仕事などへのモチベーションが下がったときに、偉人の言葉を見るようになりました。

偉人の言葉に、現状打開のヒントを見出すことができるからです。

 

 

その際、英語学習の一環となるように、私なりに工夫していることがあります。

それは、偉人の言葉を英語で読んだり、日本語の偉人の言葉の英語版を調べたりすることです。

 

 

そんな中、「無知の知」という言葉を英語で調べてみたのです。

すると、衝撃的な事実を知ったのです。

 

「無知の知」に当たる英語は存在しない!?

 

高校の授業で「無知の知」という言葉を習ったはず。

いったいどういうことでしょうか?

 

 

そこで今日は、「無知の知」を徹底解説していきたいと思います!

 

 

そもそも「無知の知」とは?

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「無知の知」の意味

そもそも「無知の知」という言葉、ご存知ですか?

 

「無知」と「知」という矛盾した組み合わせの言葉。

不思議な言葉ですよね。

 

「無知の知」を調べてみると、次のように書かれています。

「ギリシアの哲学者ソクラテスは当時、知恵者と評判の人物との対話を通して、自分の知識が完全ではないことに気づいている、言い換えれば無知であることを知っている点において、知恵者と自認する相手よりわずかに優れていると考えた。」

(参考: https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%84%A1%E7%9F%A5#%E7%84%A1%E7%9F%A5%E3%81%AE%E7%9F%A5)

 

一見難しく聞こえてしまいますよね。

 

端的に言うと、

「自分が無知であることを自覚していることが、優れている証」という感じでしょうか。

 

逆に言えば、「無知であることに気づかない知恵者の方が、愚かである」ということですよね。

 

 

たしかに、己の無知を認めることって勇気のいること。

知恵者と崇められ、プライドが高い人には、なおさら難しいことかもしれませんね。

 

 

一見、矛盾を感じる「無知の知」。

実際、この言葉を「Socrates Paradox(ソクラテスの矛盾)」と呼ぶ学者もいるようです。

 

ですが、実に奥深い言葉なのですね!

 

 

「無知の知」を唱えたのは誰?

「無知の知」という言葉を唱えたとされる人物をご存知ですか?

 

そう、ソクラテスです!

ソクラテスについて、少しご紹介しておきますね。

 

ソクラテス(紀元前469年頃 – 紀元前399年4月27)

ギリシアの哲学者。

ソクラテスは「いかに生きるべきか」について探求を続けたといわれています。

 

そのために、知恵者との対話を重ねたソクラテス。

その中で、ソクラテスは無知であることに気づきました。

 

無知であることに向き合い、真の知に近づこうとする中で生まれた言葉。

それこそが「無知の知」であるとされているようです。

 

それは、「無知の知」である自身を褒め称えることでもありました。

逆に言えば、それは、「無知の知」となれていない知恵者を非難すること。

 

結果、激しい憎悪を受け、無実の罪で死刑判決となりました。

最後、ソクラテスは自害したとされているようです。

 

 

このように、「無知の知」を唱えたとされるソクラテス。

「無知の知」を悟ったがゆえに、数奇な運命をたどったのですね。

 

 

「無知の知」の英語は?

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さあ、では本題の「無知の知」の「英語」について、見ていきましょう!

 

本題に入る前に、まずは「無知の知」の翻訳を考えてみましょう。

 

「無知の知」を英訳すると?

「無知の知」をそのまま英語に翻訳すると、どんな英語になると思いますか?

 

そのまま翻訳すると、「Ignorance of knowledge」でしょうか。

 

ですが、これでは、何のことだかさっぱりわかりませんよね。

ソクラテスが言わんとすることとは、程遠い翻訳ですよね。

 

 

では、「無知の知」の内容をうまく表現する英語はないのでしょうか?

いよいよ本題に踏み込んでいきましょう!

 

 

「無知の知」の英語は、存在しない?!

さあ、一番の疑問。

「無知の知」の英語は、存在するのか。

 

諸説いろいろあるようですが・・・。

 

「無知の知」の直接的な英語表現はないという説が有力のようです。

 

なぜなのか。

それは、ソクラテスが「無知の知」という言葉を唱えたのではない

とされているからなのです!

 

 

実は、ソクラテス自身は、著作を残していないとのこと。

彼の弟子であるプラトンらが、ソクラテスの言葉を書き残したと言われています。

 

プラトンの著書の中に、「無知の知」というソクラテスの言葉は記録されていないらしいのです。

 

つまり、「無知の知」は、ソクラテスが唱えた言葉ではないということになります。

 

それゆえ、「無知の知」はソクラテスの言葉ではないという説が有力になったようですね。

 

 

では、高校で習った「無知の知」=「ソクラテス」は、うそだったの?!

そう思ったあなた。

 

いいえ、ウソだとは言えません!

たしかに、「無知の知」という言葉は使っていません。

 

しかし、「無知の知」の意味を反映する別の言葉が、書き残されているのです!

 

 

ということで、「無知の知」に繋がったソクラテスの言葉をご紹介していきますね!

 

 

「無知の知」のもとになった英語表現

「無知の知」のもとになったソクラテスの言葉。

それは、弟子とされるプラトンの著書『ソクラテスの弁明』に、書き残されています。

 

I know that I know nothing.

I know one thing; that I know nothing.

The only true wisdom is in knowing you know nothing.

One thing only I know, and that is that I know nothing.

 

以上4文、どのような意味か分かりますか?

すべて「私は何も知らないということを知っている」という意味になるのです。

 

 

そう、まさにソクラテスの言わんとすることですよね!

プラトンが書き残したこのような言葉が格言のように変化。

その結果、日本では「無知の知」として定着したとされているようです!

 

「無知の知」は、「ソクラテスの思想を要約した言葉」と考えると良いかもしれませんね!

 

 

ソクラテスの名言

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ソクラテスは、実に多くの名言を残しています。

いくつかご紹介しておきますね。

 

・There is only one good, knowledge, and one evil, ignorance.

(唯一の善は知識であり、唯一の悪は無知である。)

 

まさに「無知の知」に通ずる言葉ですね!

 

 

・The way to gain a good reputation is to endeavor to be what you desire to
appear.

(良い評判を得る方法は、自分自身が望む姿になるよう努力することだ。)

 

私が、鼓舞された言葉です。

物事の本質を突いていますよね!

 

ちなみに「reputation(名声)」・「endeavor (努力)」 は、しっかりと覚えておきましょう。

 

 

・Think not those faithful who praise all your words and actions; but those who
kindly reprove your faults.

(あなたのあらゆる言動をほめる人は信頼するに値しない。間違いを指摘してくれる人こそ信頼できる。)

 

少し耳の痛い言葉ですが…^^;

気付かされることがある言葉ですよね。

 

 

・Wealth does not bring goodness, but goodness brings wealth and every other
blessing,both to the individual and to the state.

(富は良心をもたらさない。しかし良心は富ばかりでなく、望まれるもの全てを個人にも国家にももたらすのである。)

 

現代の私たちが、見失っていることかもしれませんね。

全世界の人々に、知ってもらいたい言葉ですね。

 

ちなみに、「wealth(富)」という言葉は、ぜひ覚えておいてくださいね!

 

 

このように、ソクラテスは「無知の知」以外にも、多くの言葉を残しています。

 

現代の私たちの心にも響くものばかりですね!

 

 

まとめ

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・「無知の知」は哲学者ソクラテスの言葉を要約した言葉

・「無知の知」をそのまま表す英語表現はない!

・「無知の知」のもとになった英語表現は存在する!!

⇒ I know that I know nothing.

⇒ I know one thing; that I know nothing.

⇒ The only true wisdom is in knowing you know nothing.

⇒ One thing only I know, and that is that I know nothing.

 

 

「無知の知」という一見矛盾した言葉。

ソクラテスの思考をよく表した言葉だということが分かりましたね。

 

ソクラテスのみならず、偉人の言葉から、力をもらうことができますよね。

さらに、英語で読めば、英語の学習にもなり一石二鳥!

 

 

リスニング力を高めたい方には、偉人のスピーチを集めたこちらの記事がおススメです。

偉人から大切なことを学びながら、英語力も同時に高めていきましょう!!

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最後まで読んでいただきありがとうございました!

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